(3/19に書いたものなので、多少現状に即していない部分もありますが、ご容赦下さい。)

 

前回から少し間が空いてしまいましたが、高校生の皆さんは時間をどう使っていますか?

新型コロナウイルス感染症対策として、ほとんどの学校が臨時休校期間を延長し、来年度の新学期スタートまで登校日を除き授業が行われなくなりました。学年末テストの準備をしていた高校生は、今年度の成績に大きく影響するテストが実施されなかったことに不安を感じていることと思います。来週には、終業式が予定され成績表が渡されることになっていますが、推薦入試を考えている高校2年生はその結果を考慮して本格的な進路を検討していくことになります。部活動も停止されている中、「進路を考えるために十分な時間を使える」と前向きに取り組んでいけるといいですね。

さて、国公立大学後期試験の合格発表も終わり、次世代(高校2年生)の受験が本格的に始まります。多くの大学の受験要綱も2021年度入試用に切り替えられていきますが、最終的な詳細の決定は5月~6月の発表になる予定です。ただし、昨年末から各大学はすでに来年度の受験に関して予告を行っていますので、早めにチェックをしておきましょう。

今回は、どこかで見たようなタイトルを掲げましたが、文部科学省の指導の下、各種推薦入試に変更点が設けられることになりました。大別すると、以下の3点となります。

 

  • 推薦入試の名称が変わる→現在の推薦入試は『学校推薦型選抜(指定校、公募)』となります

                →現在のAO入試は『総合型選抜』に変更となります

 

  • 受験スケジュールが約1か月後ろ倒しになる

→学校推薦型選抜の合格発表は12月以降(現在は11月以降)

→総合型選抜の発表は9月以降(現在は8月以降)

 

  • 学力審査が必須となる  →「大学入学共通テスト」または「大学の実施する教科テストや小論文などの必須化」

(現在は調査書などの書類提出や面接のみの場合も多い)

 

つまり、現在の高2生が学校推薦型選抜を活用し、大学の現役合格を勝ち取るのは約9か月後の「12月」ということになります。

では、「12月の勝者になるために」は、具体的に何を準備しておかなければならないのでしょうか。実際に、皆さんの成績をもとに考えてみましょう。来週までに、 1・2年次の成績表を用意しておいてください。