高校生の皆さん。やっと学校が再開したと思ったら、すぐに定期試験が始まり、あたふたしていませんか?

教学舎の『Sato』です。

2月末からの休校から緊急事態宣言による自粛期間を経て、神奈川県の高校生の学校生活もようやく毎日登校にまで戻りました。3年生は高校生活最後の学年でありながら部活動の大会も中止になり、練習してきた成果を披露する場を失い、戸惑いながらも受験勉強に向かっているところだと思います。一方、1年生は本格的な高校生活が改めてスタートしたところですね。そして、2年生が勉強に危機感を感じる機会が少ないことも気がかりです。

教学舎でも6月29日から教室での授業が解禁(理科を除く)になり、少しずつ日常を取り戻しつつあります。GW前からオンラインによる授業を行い、できる限り早くから学校教材での授業を行ってきましたが、生徒の皆さんの学習の状態が結果として出るのは今回の定期テスト結果次第ではないでしょうか。期待しています。

私『Sato』は、個人的な理由もあり今回のオンライン授業を三重県から行っていました。首都圏とは全く異なり、自粛後、部活動の準備をして登校する中高生を早い時期から目にしていました。言ってみれば、受験生の授業も、県によって1か月近くの差が出ており、その現状に焦りを感じています。

 

 

共通テストを中心に受験のシステムが変わる今年、高校3年生にとっては非常に厳しい現実が待っていると言えるでしょう。経済活動や行政の立場が重視され、3~4か月授業が無かったにもかかわらず大学入試の時期はほぼ変わらないことに憤りを感じる受験生や保護者の方々も多いと思います。また、現役高校生が変化している受験情報に非常に疎いことに驚きを感じます。学校での「進路説明会」や「受験勉強を始めた友人たちの動き」に触れる機会がないため意識改革が足りなくなっているのです。まずは、オープンキャンパスに積極的に参加し、情報の収集をしていきましょう。

 

共通テストの日程に関する変更点及び注意点です。簡単なまとめですので、各自で詳細を確認してください。

  • 9月~とされていた「総合型選抜」の出願を9月15日からとする(2週間繰り下げ)
  • 「学校推薦型選抜」は11月1日からとする
  • 共通テスト本試験は1月16、17日に実施
  • 現役生に対して、1月30、31日に本試験と選択可能な追試験を実施する

(問題点:早期から始まる私立大学の個別入試の時期と重なる)

  • 1月30、31日の追試験を2月13、14日に実施する
  • 国公立大の前期試験は従来通り2月25日に実施する