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教科書指導にこだわっているワケ

実は高校の教科書には複数のレベルが存在しています。高校受験により学力で分けられ、それぞれの高校に適したレベルの教科書または副教材が使われています。つまり秦野高校なら秦野高校の学力に適した教材が、小田原高校なら小田原高校に適した教材がすでに用意されています。また教学舎のある地域には、毎年東京大学や旧帝国大学にバンバン合格するような高校はありません。早稲田や慶応に20名以上進学しているような高校も少しだけです。そのような環境の中で有名大学へ進学するには「戦略的な学習」が不可欠です。

そのため、私たちは生徒たちの学力にあった教材である教科書を100%理解することが、最も効率的な学習であるとこれまでの経験で確信しています。高校1年生から教科書の内容を理解し、定期テストで成績をとっていれば、大学受験に対応する基礎力を養うことができます。しかし、定期テストの勉強を短期記憶で乗り越えるような勉強をしていては、基礎学力を養成する機会も損失することになります。

また大学受験といった遠くの目標設定ではなく、身近である定期テストを目標設定することは、定期テストの勉強を真面目におこなう進学校の生徒たちにとっては、効率的な勉強方法にもなります。そのような心構えと本質を理解する勉強法を身に付けさせることで、希望大学進学という夢を実現させています。あくまでも指定校推薦は、高１から受験勉強をしてきたご褒美なのです。