大学入試に利用できる英語の外部検定は英検のほかにTEAPやTOEFL、TOEICなどありますが、参考書の数や受験環境などを鑑みてもやはり英検が最も利用しやすく、また大学の外部検定の採用率を見ても9割以上の大学が英検を採用しています。今回は、首都圏にある主要私立大学の英検の利用状況をまとめました。
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英検の大学入試におけるメリットとは?
①複数回の受験チャンス
英検は年に複数回試験を実施しています。入試の一発勝負とは異なり、目標級またはスコアを取得するまで、何度でもチャレンジできます。
②得点換算で点数保証
得点換算がある大学において、基準とされる級またはレベルを確保できれば、入試本番まで他教科の勉強に専念することができます。
③ひとつの資格で多くの大学に出願可能
英検は大学での採用率がダントツ1位なので、2級や準1級を取得すれば、多くの大学の入試において優遇を受けられます。
推薦・AO入試で、外部検定を利用する大学が増加
昨年度の入試では全大学のうち41%が推薦・AO入試において外部英語検定を利用しており、その中でも英検は96%という圧倒的な採用率を誇ります。さらに、推薦・AO入試で求められる英検のレベルは準2級・2級が一般的であり、そこまで高いレベルの英語力を必要とされているわけでありません。
「級」だけではない。英検の新しい尺度「CSEスコア」
英検の試験結果には、合格・不合格に加えて「CSEスコア」という得点が掲載されています。これは2015年度から導入されたもので、全ての級に沿った共通の尺度として扱われ、特に大学入試で利用されることが目立ちます。例えば立教大学では、級ではなくCSEスコアを基準として採用する入試が行われています。今後、英検を受験する生徒は、CSEスコアにも注視しましょう。
教学舎で英検1次試験を受験できます。
教学舎東海大学前校で、5級~2級までの英検1次試験を受験することが可能です。次回の検定は6月に行われます。来年度に大学入試を控える現高校2年生は、ぜひ受験を考えてみてはいかがでしょうか。今回掲載した表は、英検を採用している大学のほんの一部です。他にも採用大学はたくさんあるので、自分の志望大学の英検利用状況も調べてみましょう。