教学舎の『Sato』です。

今回は、学校推薦型選抜の指定校編についてのお話です。

指定校推薦は各大学から高校宛てに生徒の推薦を依頼する制度であるため、合格率が非常に高い入試制度です。昨年までは試験の内容も明確な志望理由と面接における会話が普通であれば十分に合格できた試験です。今年度は、小論文や筆記試験を課す大学もありますが、合格率には大きな変化は出てこないと思われます。

問題となるのは、校内選考のレベルが上がることが予想されることです。入試改革の一環として、一般受験における問題の難化や変化が予想されるため、推薦による進学を考える3年生が多くなっていると思われます。利用者が増えれば当然レベルが上がり、内定を取るための評定平均が引き上げられることになります。去年の先輩が評点○○で指定校を取れたという話が意味を持たなくなるのです。各高校に応じたレベルの大学が指定校枠にはありますが、当然、希望者の中で最も成績の高い生徒がその権利を得ます。気を付けたいのは、第2・第3志望を安易に記入し、取れてしまった場合、必ず入学しなければならないことです。その場の焦りで意図しない大学を書くことがないようにして下さい。また、校内選考の発表も例年よりやや遅くなるため、9月末まで結果を待って、取れなかったら「受験」するでは勉強が間に合わなくなります。

総合型選抜(AO入試)の回でも述べましたが、オープン(オンライン)キャンパスに参加し、志望校を決めたうえで各入試制度を利用していきましょう。

まだまだ頑張れ!受験生。