緊急事態宣言による自粛要請の延長が決まり、自治体による差はあるものの、休校に関してもほぼ5月31日までの延長が決定的となっています。しかし、現状においては、オンライン授業のインフラ整備について、自治体、各学校レベルで大きな格差があり、統一感や平等性が欠落し、教育格差が日々拡大していることは簡単に想像できます。答えのない問題だからこそ、子どもたちのために一刻も早い最適な解答例を求められています。

当初、このブログでは高校生を対象に、入試改革の中、進学に関してどのように取り組んでいくかについて、「推薦」や「受験勉強」をテーマに採り上げていく予定でした。政府や世間では、各学校の授業方針すら固まらず、学習意欲の差異が広がる一方の高校生をよそに、「9月入学」を検討し始めています。そこで、このブログでは、しばらくの間、入試へのテーマではなく、より高校生に寄り添った様々なテーマを取り上げていくことにさせていただきます。

さて、今回の「9月入学」ですが、数年前に東京大学が構想した「秋入学」を連想される人もいると思います。世の中でも、この話題が、1921年に現行の「4月入学」が確立して以来、約100年システム化されてきたこの制度を抜本的に変え、グローバル化を図るのは、現在の状況でしかありえないのではないのかと考えるような傾向が見受けられるようになりました。私自身、早くからその可能性は頭の片隅にありましたが、このように休校が長引くことは予想できずにいました。私は賛成の立場ですが、次回のブログでは、様々な視点からこのテーマについてメリット・デメリットを詳しく検討していきます。

毎回にはなりますが、学習意欲の維持が状況を打破します。がんばれ高校生!