英検を受験しても意味はないのか

こんにちは。教学舎責任者のテンドウです。

塾の近くに生えている桜の木が満開になりました。毎年、この桜を見て新しい1年のスタートを実感しています。

 

 

 

 

 

 

2020年度から『センター試験』の代わりに実施される『大学入学共通テスト』(以下、共通テスト)。その英語の試験は外部検定試験が使用されます。そこで『従来型』の英検が参加要件を満たしていないという発表がありました。

この発表に関して、「それじゃ、英検を受けても意味がないのかな」と考える生徒または保護者の方がいるかもしれませんので、今回のブログで簡単に説明します。なお私は決して英検の回し者ではありませんので、あしからず…。

まず、高2・高3の生徒は浪人しない限り関係ありません。今まで通りの『従来型』の英検で、私立大学入試における加点などの優遇措置が受けられます。優遇措置に関しての詳細は、以前のブログ記事『英検を取ろう!』をご覧下さい。

高1生については、注意が必要です。共通テストで利用できないのは『従来型』の英検であり、『公開会場実施』『1日完結型』『英検CBT』の英検は利用できます。また私立大学入試においては、引き続き『従来型』の利用が継続・拡大されていくものと思われます。

 

 

 

 

 

 

 

英検HPより転用(クリックで大きくなります。)

『英検CBT』は2018年度、『公開会場実施』『1日完結型』の英検は2019年度から実施されます。『従来型』と比べたとき、生徒側のデメリットとしては、準会場では受けられなくなることや、受験料が比較的高額になることなどがあります。

しかし、『従来型』の英検がなくなるわけではなく、さらに『従来型』と新方式の英検で、問題構成や級認定・CSEスコアは同一のものとなります。高校2年生までは『従来型』の英検で練習を繰り返し、高校3年生で新方式の英検を受験するという方法が、今後の理想的な英検の活用方法となりそうです(※下記参照)。

 

※共通テストにおいては、高校3年生の4月から12月の期間に、受験者があらかじめ申請した、2回までの外部英語検定の受験結果が、大学へ通知されます。それでは、その期間より前に検定試験を受けることに意味はないのかというと、そんなことはありません。英検やTOIECなどの英語検定試験は、何度も受験することで結果が伸びることは実証されています。英検についていえば、級とは別にCSEスコアというもうひとつの尺度があり、CSEスコアを伸ばすために、既に合格した級を受け直すことも可能です。

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