大学進学 下から見ると…「定期試験は行われたけれども」

教学舎の『Sato』です。

経済政策や教育活動とコロナウィルスの拡大がせめぎあっている事態が続いていますが、今後の状況次第では、受験生にとってはさらに厳しい状況が続くことになります。自分から積極的に動き、受験に関する情報を集めていきましょう。

例年なら、期末テストを終え、本格的に大学受験に取り掛かる前に、オープンキャンパスに参加し、志望校合格への気持ちを高めていく時期です。都内の多くの大学ではOP(オンライン・キャンパス)として大学紹介を行っていますので、積極的に参加して進学への意識を高めていってください。状況によっては、予定されているオープンキャンパスもオンラインキャンパスに変更される可能性があります。

 

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総合型選抜(旧AO入試)について

昨年までのAO入試は、「評定平均(内申点)も筆記試験も必要ない簡単な推薦入試」と非常に簡単な受験方式だと考える高校生が多くいます。これは大きな勘違いです。『MARCH』や『日東駒専』以上の大学にAO入試で合格するには受験勉強以上の才能が必要となります。リーダーシップを持って積極的な会話ができるだけでなく、専門分野に対しての研究心や持論をプレゼンすることで初めて対応ができる入試でした。しかし、定員割れを解消したりや学生の青田買いを考える大学では、評定平均が低くても、面接だけで合格できる大学が実際にはあったため、AO入試は簡単だというイメージがあったのだと思われます。

7月中に各大学の受験要綱が発表されることになっていますが、コロナの影響もあり受験の日程が詰まっているため総合型選抜(AO)と学校推薦型選抜(指定校)の併用を認めないとする高校も既にあります。また、受験改革の中、筆記試験を課したり評定平均を合否判定に加えるなど、昨年までに比べ確実に難易度の上がる選抜方法になっています。何よりも各大学のアドミッションポリシーにふさわしい学生を求めるため、大学によって試験方法や面接内容が大きく異なることが受験生にとっての負担になります。行きたい大学や学部が明確になっている場合は、志望校合格への一つの手段になりますが、安易に総合型選抜(旧AO)を受けようとするのではなく、早めに受験プランを考えていきましょう。

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