こんにちは、SATOです。

始業式、入学式から1週間以上が経ち、教科説明のオリエンテーションも終わって本格的な授業が始まっていると思います。部活動も徐々に以前の形に戻りつつありますが、神奈川県は「まん延防止等重点措置」の適用地域となりましたので、今まで以上に手洗い、うがい、消毒、マスク着用を心がけていきましょう。

『学校推薦型選抜』

さて、前回のテーマとなっていた「評定平均」を利用する大学入試は、「学校推薦型選抜(旧推薦入試)」になります。「学校推薦型選抜」は指定校推薦または、公募推薦の2つに分かれますが、どちらも学校長の推薦書を必要とする入試であり、高校での成績が重要視されるため「評定平均」を利用することになります。

『総合型選抜』

一方、「旧AO入試」は、基本的に学力基準を設けていなかったために“受かりやすい入試方法”というイメージがあるようです。しかし、『総合型選抜』に名称が変わるとともに、「学力要素」を評価するために、以下の試験のいずれかを実施することが義務づけられました。

  • 小論文
  • プレゼンテーション
  • 口頭試問
  • 実技・科目試験
  • 資格・検定
  • 「大学入試共通テスト」(国公立中心)

また、面接についても、グループディスカッションや面接の中で前述の口頭試問を行うなど、従来の形式よりも対応が難しくなっている大学が増えています。そして、「志望理由書」や「学修計画書」の提出が課せられるなど、『総合型選抜』は大学によって多様な評価形式を採用しているため、早くから志望校を決め、その大学の選抜方法に合わせた対策をする必要があります。2年生のうちから志望校を考えようとオープンキャンパスに参加する高校生もたくさんいます。

オープンキャンパスで大学を知る

昨年来のコロナ禍により、2021年度入試は特殊な状況下において実施されたため、多くの大学で入試内容を変更し、本来行われる予定だった選抜方法の全容が分からないままになっています。そのうえ、大学内でのオープンキャンパスに参加する機会も少なく、進学希望の大学を決められずにいる現役の高校生が多くいます。今年度のオープンキャンパスの日程は各大学のHPに掲載されていますが、現状を鑑みると変更が余儀なくされる可能性が高いと思われます。その分、オンラインによる大学説明会などに、保護者の方々も一緒に参加してみてはいかがでしょうか。親子で一緒に大学を考える良い機会になると思います

では、『総合型選抜』に関するポイントです。

  • 学力を評価する試験がある
  • 大学によって多種多様な試験を採択しているので、必ずオープンキャンパス(オンライン説明会)に参加しましょう。