こんにちはSATOです。

皆さんGWはいかがお過ごしですか? 「まん延防止等重点措置」が適用される中、この期間中に3年生最後の大会が開催される部活動もあると思います。最後まで無事に大会が行われることはもちろん、悔いなく全力を出し切れることを願っています。

『指定校制』による学校推薦型選抜

さて、今回は高校生や保護者の方々にとって、最も興味のある指定校制の学校推薦型選抜がテーマとなります。そのシステムや選抜方法は、各高校や希望する大学によっては若干異なります。そして、指定校制は専願であるため、出願条件をクリアし、受験ができれば合格となる可能性は非常に高くなるため、希望者が多いこともご存じの通りです。今回は、秦野高校をモデルケースとして、指定校制の手順を知っていきましょう。

秦野高校の指定校推薦は…

昨年まで、秦野高校では、夏季休業前に『第1回指定校説明会』を実施していましたが、今年度は入試選抜の後ろ倒しに合わせて、日程の変更があるようです。学校から渡される指定校に関する書類には、保護者の方々も十分に注意していただきたいと思います。ポイントとなるのは、「校内選考」と「評定平均」です。以前、お話ししたように、「評定平均」には3年1学期までの成績が含まれるため、1学期終了時に成績表を渡されてからがスタートとなります。

<校内選考~出願までの流れ>

事前説明については、書類を後からもらうことができませんので、必ず参加するよう注意しましょう。             (ここでは、昨年度までの流れを中心に、今年度の予定を加えています)

  1. [8月上旬~]  指定校枠一覧の閲覧開始(今年度の予定は未定です)
  2. [8月23日(月)] 指定校説明会 志望校の記入用紙や合格の際に必ず入学するという誓約書などを配布。         ※2学期始業式が8月26日(木)となっているので、日程に注意が必要です。
  3. [9月9日(木)]     第1回 指定校推薦希望受付(昨年度までは第2志望まで記入が可能)
  4. [9月21日(火)] 第1回 指定校推薦会議(当日または翌日に生徒に通達)
  5. [9月29日(水)] 第2回 指定校推薦希望受付(第1回で希望者のいなかった大学についてのみ出願可能)
  6. [10月4日(月)] 第2回 指定校推薦会議(当日または翌日に生徒に通達)

以上が校内選考の流れとなります。現段階では2次募集の実施については不明ですので、新しい情報に気を配る必要があります。以前お話ししたように、校内選考はあくまでも「評定平均」による上位者がその権利を獲得します。同時に「出願条件」として、欠席日数及び英検2級以上などの取得が加わることが多くありますので、大学ごとの詳細な条件を早めに調べておくことも必要になります。

大学への出願は11月以降 合格発表は12月以降

高校での一括申込と個人での出願があります。校内選考から出願までの期間に、志望理由書や各大学ごとの課題を作成し、プレゼンテーションの練習なども行うことになるため、時間的余裕はありません。

今できることは、志望校の検討とテスト勉強!

なお、上記の内容にかかわる日程は、各高校で配布されている年間予定に記入がありますが、あくまでも予定ですので、詳細に関する新たな書類の配布にご注意ください。保護者の皆様も、これらの流れを念頭に置きながら、「0.1」でも評定平均を上げられるよう、GW明けの中間テスト、そして期末テストへ向けて準備を始めるようアドバイスしてあげてください。