こんにちはSATOです。

期末テストまで1週間を切った高校が多くなってきました。対策勉強は順調にはかどっているでしょうか。

『英語表現』の勉強は英文法の理解と演習

今回は、定期テストへ向けての勉強方法、「英語表現」編です。最近では、1年生で「英語表現」の授業がない高校も増えています。ただし、進学校や上位校では1年生で英文法、2年生では英作文の学習を中心に授業が行われていますので、その対策となります。

自分で文法のルールを考えてみよう

テスト1週間前までならば、教科書の左ページにある例文や解説、参考書のルール説明を理解するために単元別の問題をたくさん解いておきたいですね。その中で例外や熟語など、基本文法に則っていない内容を見つけて、書き出しておくことで効率よく勉強できるようになります。もちろん、分からないままにせず、たくさん質問していくのもこの時期です。

基本知識は暗記が必要

そして、直前の勉強はやはり覚えることが多くなります。「コミュニケーション英語」と同様に、教材で使われている単熟語、例文の和訳に分からないものがないよう調べて覚えることが大切になります。そのせいか、「例文を覚えればできるよね」と考えている高校生がたくさんいます。確かに目先の点数だけを伸ばすためには有効な手段ですが、実は、文法(ルール)を身につけることで、例文を覚える量も減り、応用も効くようになります。

シンプルなルールを自分で考えてみよう

例を挙げてみましょう。

(例1) (   )内の語を正しい形に直しなさい。

It (rain) for a week tomorrow.

  1. [tomorrow] →『未来』
  2. [for 時] → 継続用法になるので『完了進行』(現在の中3生はすでに習っています)
  3. rainは進行形として使える動詞
  4. 日本語訳は、「明日で、1週間雨が降り続いていることになるだろう。」                                                                   (こんな和訳ができる人がどれだけいますか? 和訳して解くことは難しいですよね)

結果として『未来完了進行形』=will have been rainingとなります。

➀~③が文法のルールとなりますが、とっても簡単で、他の問題にも応用できますね。

(例2) (   )内の語を正しい形に直しなさい。

Next month he (live) in Hadano for ten years.

  1. [Next month] →『未来』
  2. [for 時]から継続用法だと分かりますので「完了進行」
  3. liveは基本的に進行形としては使わない動詞なので、同じ継続用法でも『完了進行形』になります。

よって、正解は『未来完了』=will have livedとなります。

このようなルールを自分で見つけるのは大変なことですが、そのために教科書や参考書、そして先生が存在します。より効率的な勉強をして、結果につなげられるようにしていきましょう。

3年生の推薦希望者は、評定平均にかかわる最後の定期テストです。精いっぱい取り組んでいきましょう。