こんにちは! SATOです。

2月に入って私立大学の入学試験が本格的に始まっています。今年の受験生は、昨年以上に受難の年と思われます。『コロナの感染拡大』『津波警報』『東大刺傷事件』『数学ⅠAの異常な難化』『共通テスト問題流出と不正行為』といった様々な出来事が「共通テスト」当日の1月15、16日に集中し、50万人以上の受験生の不安を煽ることになってしまいました。せめて、これから続く私大入試、国公立2次試験に平常心で臨めるよう祈っています。一方、一昨日には、神奈川県の公立高校の入試倍率が発表されました。これから志願変更を経て本番の入試になりますが、残り2週間を中学3年生も高校3年生と同様、悔いなく過ごしてもらいたいと思います。

高校2年生の大学受験までは、ちょうど1年

さて、高校3年生は自由登校期間に入り受験勉強に集中していますが、1・2年生はコロナによる臨時休校に振り回されている様子が窺えます。高校によって対処が異なっていることは不可解な部分もあり、例年ならば、公立高校入試による休校期間を利用して大学受験の勉強に取り組み始めるいわゆる『0学期』(受験勉強への助走期間)が始まります。これは、数年前に流行った言葉ですが、「言いえて妙なり」ではないでしょうか。来年の入試までちょうど1年前になる今だからこそ、計画も立てやすく、3年生になる4月までの準備期間が始まると、高校2年生には強く意識して欲しい言葉ではないでしょうか。

「大学受験への0学期」=「受験勉強のスタート」

一般的な進学校では、「英文法」「数学ⅠAⅡB」「現代文」「古文」の授業は2年生で終了します。早ければ3学期から、「数学Ⅲ」が始まる高校も多くあります。『共通テスト』も、実は1・2年生での既習範囲からの出題となっています。3年生では、これらの教科について演習を繰り返して精度を上げていくことになり、「理科」や「社会」を新しく学習することになります。

実は12月に定期テストを終えてから、来年度5月の中間テストまで4ヶ月半近くの中で、「学年末テスト」つまり定期テストは1回だけ。それ以外は個人の勉強に費やす時間が豊富にあることになります。この期間を利用して行う、「総復習」「弱点克服」「受験勉強への基礎固め」といった一連の学習を称し「受験勉強の0学期」として取り組ませたいと考えています。

教学舎の「0学期」はオンライン授業で。

教学舎では、例年、推薦入試による大学進学だけではなく、一般選抜による進学も踏まえ2年生の2年生の後半から『受験英語』の授業を行ってきました。しかし、今年は、感染対策として休校期間も多いため、高校での学習時間が少なく、内容の浸透度もかなり低いものになっています。そのため冬期講習から「英語」「古文」「数学」の3教科に関して、オンライン授業を開講しています。その特徴は、

  • 「映像授業」ではなく、ZOOMによって、その場で質問や解説が可能な「オンライン授業」です。
  • 本格的な受験勉強への橋渡しとなる「1・2年生の総復習」を行います。
  • 推薦入試へ向けた定期テスト対策と併用できる内容と日程(学年末テスト対策期間は行いません)。
  • 一人でも多くの生徒に受講して欲しい。だから、安価な受講料になっています。
  • 途中からの参加ももちろん可能になっています。

高校で同級生たちと将来について語る機会も減り、先生方からの受験指導や先輩たちの合格体験を聞くこともなくなっている現役の1・2年生には、少しでも多くの学習機会や進路指導の場を用意したいと考えています。そして、現在のこのような時期だからこそ、保護者の方々のアドバイスも沁みるものだと思います。