高校生専門校 教学舎のセンター直前特集。今回はセンター試験の数学について、少しでも得点を伸ばすために、すぐ実践できることをお教えします。

 

①あきらめるな!途中でいき詰まっても、最後まで問題を読もう!

センターの数学は、解答だけではなくそこまでに至る過程を埋めていく形式です。受験生は、途中の穴埋めが分からなくなれば、その後もすべて埋めることができないと考えがちですが、そんなことはありません。案外、そこまでの解答の流れとは関係がないことを穴埋めすることもよくあります。分からなくなっても次の大問に行く前に、まずは問題を最後まで読んでみましょう。少しでも埋められる部分があるかもしれません。

 

②コスパが悪い!数学ⅡBの各大問の最後の問題は、切り捨てよう!

センターを受験する生徒は、似た形式の問題をたくさん解いているはずですから、今更、各問題の時間配分の話をする必要はないと思います。しかし何度練習しても数学ⅡBの計算量の多さは半端ではなく、最後まで解ききることは、難しい科目です。

ここで、みなさんはセンター試験の数学ⅡBで、何%の得点率が必要なのかを考えてみましょう。「100%がどうしても必要なんだ!」という受験生は、そう多くないはずです。はっきり言って、数学ⅡBの大問の最後の問題を解かないとしても、80%近くは得点できます。大問の最後に行けば行くほど、難易度が上がり計算量も増えていくので、その部分を切り捨てるだけで時間は大分省略できます。ひと通り、解ける問題をすべて解いてから、各大問の最後の問題に着手してもいいと思います。

 

センター試験は受験の本当のスタートであり、ゴールではありません。まだまだ受験は続きます。センター試験の結果に、一喜一憂しすぎないことが肝心です!