それでも英検は受けるべきか? ~高校生を専門とする私たちの考え~

11月1日、来年度から始まる新しい大学受験「大学入学共通テスト」における外部英語検定の採用延期が発表されました。賛否両論、様々な意見が飛び交っておりますが、私たち教学舎の考えおよび今後の方針を述べさせていただきたいと思います。

教学舎では、複数ある外部英語検定の中で『実用英語技能検定』(以後、英検とよびます)の受検を、生徒たちに勧めてきました。そして共通テストにおける英語外部検定の採用は延期となりましたが、それでも教学舎では今後も英検を重視していきます。

 

教学舎が英検を重視する理由

①生徒のモチベーションの維持に有効であるため

『大学受験』というある意味漠然とした長期的な目標だけではなく、『英検』という中期的な目標ができることで、生徒のモチベーションを維持することができます。さらに英検は、対策本などが充実しており、何を勉強していけばいいのかという指針がたてやすく、勉強のきっかけ作りとしても、非常に有効です。

②入試における合否判定の材料として、多くの大学が英検を採用しているため

共通テストで英検が利用できなくなったとしても、私立大学の一般入試や推薦入試で採用している大学が非常に多く、志望校合格の可能性を大きく広げてくれる検定であることに変わりはありません。

 

今回の延期が決まるまで、私たち教学舎は、外部英語検定に対する様々な対策や方針を塾として打ち立てて参りました。その過程の中で、何より感じたのは、上記①でも述べた通り、主体的に検定の勉強に取り組もうとする生徒たちの強い意志です。特に2年生は改革の年ということもあり、大きな危機感を持って勉強に取り組んでいました。共通テストの制度的な欠点は、もちろん気に留めております。しかし今回の延期によって、少なからず生徒が勉強する機会および意欲を奪われかねないのは、非常に残念に思います。

また、上記②でも述べた通り、英検はほぼすべての大学において何らかの形で優遇措置を取られている検定であり、進学において英検取得のメリットは非常に大きいと言えます。今後、外部英語検定の受検者の減少が予想される中で、英検を取得することは、「受験において他と差をつける大きな武器」を手に入れることに他なりません。

以上の観点から、教学舎では今後も英検の取得を生徒の目標の一つとさせる方針です。その一環として、12月に冬期英検対策講習、1月にプレ英検(英検の模擬試験)を行い、1月下旬に実施される第3回英語検定に照準を合わせた指導を進めてまいります。生徒および保護者の方々には、何卒ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。

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