こんにちはSATOです。

前回と同じく受験生に向けてのお話です。もちろん、1・2年生の学習にも通じるお話ですので、最後まで読んでみてください。

1・2年生の予習は「分からない箇所を見つけておく」こと

「予習」が大事だと言われるようになったのは、高校生になってから、特に英語の授業ではないでしょうか。具体的に何をすればいいのかも分からずに、言われるがまま、教科書の本文をノートに写し、新出単語の意味を調べて終わっている人が多いと思います。次の授業であてられるから和訳をしておこうと準備くらいはしておくかもしれません。確かに高校1・2年生ならば、あらかじめ自分で和訳できない文章を見つけておくだけでも十分に予習の効果はあるでしょう。

受験勉強における『予習』は、全問正解できるレベルで取り組むもの

しかし、受験に際しては、『予習』そのものが受験勉強になります。「辞書や参考書、問題集の解説などあらゆる教材を用いて、授業で扱う課題を全て正解する努力をすること」が『予習』となり、そのために調べたり、考えたりしたことを、より効率的に覚え、使えるようにすることが『勉強』になります。そして、「予習」で分からなかったり、間違えたりした個所について確認し、別解にあたる解法を手に入れる場が「授業」になります。

「現役合格」のためには、夏休みまでに基礎知識の定着を!

進学校では、1・2年生で知識の定着を図り、3年生はひたすら問題に向き合う形態をとっているため、このような勉強が可能になりますが、基本知識が身についていない場合や3年生から受験勉強を始めた高校生にとっては、基礎知識が定着していないため、「予習」に膨大な時間がかかります。そのため、いかに効率的に勉強し、できるだけ早く基本を修得できるかが「現役合格への鍵」となります。一方、「宿題」は、これらの確認演習となるので、確認や定着のための「復習」に利用しましょう。

  • 「授業」に臨むときは、扱う問題すべてを正解できるレベルで「予習」しておく
  • この段階で調べたことをまとめ、理解と定着を図ることが「受験勉強」になる