こんにちは。SATOです。

9月も最終週を迎え、今年度の指定校型推薦の校内選考が各高校で行われ、無事全員が選考を通過することができました。これに関しては、後日詳しくお話ししたいと思います。

さて、今回は、地元大学である東海大学の「日本まるごと学び改革実行プロジェクト」における、全学的な改組改変およびキャンパスの再編についての情報をお知らせします。

東海大学で6つの新設学部

東海大学では、2022年度から国際学部(札幌C)、経営学部(湘南C・東京C)、児童教育学部(湘南C)、建築都市学部(湘南C)、人文学部(静岡・清水C)、文理融合学部(熊本C)が新設され、受講キャンパスの再編成も実施されます。そして、全23学部の授業が、全国7つのキャンパスで行われることになります。

政治学科と経済学科は3年次から東京キャンパスへ

地元高校生にとってのポイントは2つ。児童教育学部が湘南キャンパスに新設されることにより、保育士や幼稚園の先生を希望する高校生が東海大学を志望校に入れられるようになったこと。そして、社会科学系学部と情報系学部を都内のキャンパスに集中させるため、政治経済学部・法学部の学生が3年次から代々木キャンパスでの履修になることです。ここ数年で、東京理科大学、明治大学、青山学院大学、中央大学といった私立大学がキャンパスの「都心回帰」を行っていますが、全国に複数のキャンパスを持つ東海大学は、学部の特性に応じてキャンパスを活用することになったようです。なお、理工系の学部は今まで通り湘南キャンパスでの履修になります。

学部改変・名称変更・入試概要のすべてをチェック

これにより、履修するキャンパスが途中から変わる前提で受験を考えなければなりません。下宿する学生に比べ、地元通学ならば通学時間が変わるだけですが、他大学でもこのようなケースはいくらでもありますので参考にして欲しいと思います。もちろん、東海大学に限らず学部・学科の名称も正確に理解しておく必要があります。以前、東海大学の経営学科(政治経済学部)と経営学部を間違えて出願し、湘南キャンパスで一括受験したために、経営学部が熊本キャンパスにあることに気づかなかった生徒がいました。合格発表の後に気づいたようですが、笑い話ではなく、注意してもらいたいと思います。

受験方式に関しては、毎年のように大きな変化があります。思いつめた受験生では気がつかないような事柄を、広い視野を持っている保護者の方々がアドバイスやフォローをしていただけたらと思います。