こんにちはSATOです。
高校生の皆さんは、期末テストも終わり、一息ついているところではないでしょうか。しかし、3年生は評定平均にかかわる全てのテストが終わり、より具体的に自分の進路を決めていく時期になりました。また、1・2年生も来年度の選択教科を決定するために、進路や受験科目について詳細を調べなければなりません。選択教科に関しては、必要な受験科目などを踏まえて間違いのないよう決めていきましょう。
「若いうちに、たくさん本を読め」は、親から言われた数少ないアドバイス
さて、今回は趣旨の全く異なる内容になります。最近では離れがちですが、私は小学校6年生~中学2年生にかけて3年間で1000冊近くの本を読むほどの読書好きでした。その後の考え方に影響を及ぼす書籍に出会ったことも少なくありません。お小遣いとは別に本を買ってくれたことと、図書室の本を全部読みたいという、変な欲求からでしたが…。
私が興味を持った本・記事
1ヶ月ほど前、何気なく見ていた『PRESIDENT』という雑誌に、「元給食のおばちゃんが40歳で弁護士に…」という記事がありました。「中原阿里」さんという方の半生を綴った内容でしたが、ふと思い出したのが「だからあなたも生き抜いて」という本。20年ほど前に出版された「大平光代」さんの著書でした。
2人の共通点は、数奇な運命に翻弄されながらも、苦労して司法試験に合格し、弁護士になったこと。実は、父を含め親族に弁護士や裁判官が多かった私にとって、その響きは特別なものがあるのかもしれません。単純な性格なので、裁判官を扱った前クールのテレビドラマ「イチケイのカラス」も後追いで見てしまいました。
また、水谷修さんという元高校教諭の「夜回り先生」という著書も、同じような時期に繰り返し読んでいたことを思い出し、「ドラゴン桜(2021)」は、夏の間に16年前の作品と併せてもう一度見直したいと思っています。
やっぱり大きい!親の影響
こうやって話してみると、私は、かなり極端な興味の持ち方をしていることに気づきます。そうです、父が法曹界、母が元教員なんです。中高生の頃、将来の職業について家族で話し合った記憶は全く無いのですが、やはり、身近な存在であった両親の影響はかなり大きく、進学は法学部と教育系を当然のように選んでいました。
教科選択で可能性を狭めたくない
私たちの時代に比べて、現在の高校生は、職業の選択が多様化しただけでなく、高齢化によって働く期間が長期化することになり、転職の機会も増えてくると思われます。しかし、そのような時代だからこそ、塾生たちには自分が望む職業でキャリアをスタートできる進学先を決めて欲しいと考えています。
当然、翌年度の学校授業についての教科選択は大きな意味を持ってきます。いざ受験を考えたら、受験教科が違っていて行きたい学部に行けないとか、なりたい職業に就けないこともでてきます。だからこそ、早いうちから家庭内で社会のことや仕事のことを話してあげることで、何気ない一言が道を拓いていくこともあります。「将来、したいことを見つける」のは、いくら早くても早すぎることはありません。保護者の方のアドバイスが、きっと力になります。